13年前 斎藤佑樹 VS 中田翔 を生観戦して
お久しぶりです。
第88回大会の第2回戦、早稲田実業VS大阪桐蔭について語りたいと思います。
私は、この試合を現地で観戦していました。
当時、一回戦で優勝候補の横浜を撃破した中田翔率いる大阪桐蔭が、クールな剛腕と呼ばれた斎藤佑樹率いる早稲田実業を降すと思われていました。
私もそう思っていました。
この試合は、第4試合であったため午後3時くらいに甲子園球場に行きました。
しかしこの時間になんと満員通知が出ており入ることができませんでした。
辛うじて、第3試合終了時にお客さんが帰られなんとか、ライトスタンドから観戦することができました。
そしてプレーボール
いきなり早稲田実業がツーアウト2塁のチャンスを作りました。
ここで、次の打者がライン前ヒット。
猛烈にチャージを掛けて、バックホーム。
凄まじい肩で、スタンドが湧いたのを覚えています。しかし、僅かに逸れ早稲田実業が先制します。
その裏、大阪桐蔭の攻撃
中田翔に打席が回ってきます。
ここで早稲田実業の外野手がすごく深いシフトを引いてきます。
レフト、センターやや深め、
ライトは極端に深めでした。
そして中田と斎藤の対決。
実は、この試合前インタビューで2人はこう答えています。
斎藤
「どんなにすごいバッターでも10割バッターじゃない。絶対に苦手なコースがある。冷静にそこにコントロールする。」
中田「どんないいピッチャーも甘いボールがあると思う。それを狙っていきたい」
私は、個人的にはこのコメントがかなり気に入ってます。お互い同じことを言ってますし、
きっと一流の人はこんなことを考えいるんですね。
そして対決、追いこんでからのアウトコースのストレートで空振り三振。
見応えがありました。
試合は、中盤、早稲田実業がリードしますが、小杉選手のホームランで反撃のノロシをあげます。
甲子園球場は、このホームランで盛り上がっていました。
しかし、斎藤佑樹が要所を抑えていきます。
流れを完全に渡さないピッチングは、さすがでした。
そして、中田の2.3打席も抑え、
迎えた8回、中田の第4打席。
逆境のプレッシャーが2年生の4番打者に重く重くのしかかります。
結果、三振
追い込んでからのフォークでした。
力勝負だけでなく、
色々な駆け引きができる斎藤佑樹が圧勝しました。
そしてゲームセット。
早稲田実業圧勝。
そして3回戦へと進んでいきます。
ベスト16には、早稲田実業、駒大苫小牧、八重山商工、智辯和歌山、帝京、鹿児島工、福知山せいび、熊本工業、日大山形、福井商業 などが残っていました。
私は、ワクワクしながら、どうなる想像していました。
そして3回戦のある試合を観に行きました。